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シロアリを呼ぶ?! 怖~い内部結露・・・

これまで勉強してきた結露は、”見える部分で起こる結露” 『表面結露』でした。
それに対して壁の中や天井裏、床下などの見えない部分で起こる結露を『内部結露』といいます。
今回からはこの内部結露について勉強します。

今回のタイトルにもありますが、この内部結露が恐ろしいんです。
例えば・・・
以前イソベが営業をしていた頃、街中を車で走っているとたまに目についていた光景、木造住宅の解体現場。
その中でも私が注目したのは、壁を剥がれてむき出しになった中の断熱材。
黄色い繊維系断熱材が、カビで真っ黒に染まっています・・・。内部結露①
これが内部結露がもたらす害なのです。

 

なぜこうなってしまうのか。内部結露のメカニズムを勉強しましょう。
なにやら、内部結露の原因は断熱材にあるらしいですよ!

図

左の図は、典型的な、壁の内部結露の状況です。

部屋の内側から、石膏ボード(内装材)・繊維系断熱材・防水紙・サイディング(外壁) という構造です。

さて、冬の一日。暖房している室内から寒い外に向かって水蒸気が流れます。熱は断熱材に遮られて移動しにくくなっているので、外壁と防水紙の部分は冷え込んでいます。水蒸気はこの冷えた壁にぶつかって結露してしまうのです。

その結露は断熱材を濡らし、断熱効果を失わせて、さらに結露を助長します。

結露はやがて流れ落ち、土台を濡らし ⇒ 土台の含水率が高まって木材腐朽菌が繁殖し ⇒ 更にシロアリまでがやってきて食害を始める・・・。   と、こんなことが予想できるのです。

 

恐ろしい!!(* *)

断熱材があることによって内部結露が起こってしまうなんて、皮肉です・・・。

しっかりと断熱しつつ内部結露を防ぐにはどうすればいいのか?次回はこれを勉強しましょう♪

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◆参考文献:『スラスラわかる 断熱・気密のすべて』/南雄三(日本実業出版社)


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